「薪屋の詩」
昨年の暮れ、朝一番に社長からある物を手渡された。
「おっ! 特別手当か。」と思ったらダンボールの裏に
書かれた「薪屋の詩?」であった。
ばかに寂しげな詩である。木枯らしが吹きすさぶ
師走の時期であり、薪を買いに来るお客さんの対応で
毎日忙しく走り回っていた社長自身であったのに。
いったい何時書いた詩なんだろう?
薪屋の心情とでも云いたいのか。
それにしても、割とご丁寧に書いてある。
何もダンボールの裏に書かなくても良いだろうに。
半紙にでも書いてあれば額に入れて飾っておこうと
も思うのだが…。
捨てるわけにもいかず休憩所の片隅に置いたままである。
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