薪屋徒然　

おい、いきものががり　! ガァー


何だ、さっき餌をやったばかりだろう。

会長はまだか　ガァー

ああ見えても会長は、たまには忙しいんだ。
何の用だ ! 。

ちっ　! お前じゃ役不足なんだよ　ガァー



と毒づくと、お尻をふりふり去っていった。

まったく口の減らない奴だな。
あっ、そういや三つ減ったけ…。

元気になったのは良いことだが。
それにつけても、最近は態度がちょっと不審である。

まぁ、私は週に、に三日しかここ(薪作り)に来ないので
毎日の行動は把握できてはいない。
要は、「いきものがかり」　としては大して役にはたって
いないので、あー言われても仕方がないことではあるが…。

午後、会長が登場するとアイガモ１号は一目散に走り
寄って来た。

早く、早く　!! ガァーガァー　!!




なんと、なでてもらっている。　^^




首や背中が気持ちいいらしい。




犬猫ならともかく、アイガモ一号は自己主張のもとに
なでてもらいに来ている。

こっ、これを待っていたのか。

いったい、何時からなんだ。
相次ぐアイガモ拉致事件には素知らぬ顔を決め込んで
養蜂箱の試作に励んでいた会長であったが、私の来ない
間にに色々とやっていたらしい。
ミツバチの事しか頭にないと思っていたが、ちゃんと
アイガモの事も、会社の事も、週に、に三日しか働かない
薪製造請負人の事もちゃんと苦慮していたんだな。
やはり会社の創設者は違うと改め感心したのであった。

ところでどうやって手なづけたんですか。

と、聞こうとしたがやめた。

きっと、答えは

おねいちゃんと　一緒だ !! 　であろう…。