2019年11月01日

会長の薪カビ苦言と苦労… part2

自然にやさしいカビ防止法には資材を何か月か雨ざらしにして樹液を抜く方法がある。
樹種によって薪カビの発生は大きく異なるが、主な原因は樹液に含まれるたんぱく質
の成分がカビ発生の素となっているようである。
また、樹液にはクレオソートも多く含まれているのでこれを除去することによりエントツ
に付着するタール分が減少するので掃除が楽になる。しかも憎っきキクイムシの
防除にもなると、良いことづくめであるから毎年、品を変え実行しているのだが…。

今年は玉切りを野ざらしにして風雨に2.3か月さらし樹液を排出させてから
薪割してみた。
会長の薪カビ苦言と苦労…  part2

が、小口は黒くなりカビは目立たないが太さの違いにより腐り始めたものや皮の隙間に
多くの虫が住み着いてしまい、キノコが生えたりと良い感触は得られなかった。
(昨今、気になっているのはダンゴムシの増殖であるが、これはまたの機会にー^^/。)

とにかく、乾燥の期間を与えてくれない天候には閉口するしかない。

薪ストーブ使用歴20年、薪製造請負人になって10年の蘇庵であるが
キクイムシの増殖や、カビの繁殖に過去ここまで悩まされる事はありませんでした。

会長の苦言は痛いほど分かるのだが、
できれば防虫剤、薬剤散布などの処理はしたくない。

これより先は、蘇庵のお客様へのお願いであります。

さて、貴方が薪ストーブを導入しようと決めたきっかけは何ですか?
おそらく、キャンプ等で焚火をし、その柔らかな炎と野趣溢れる雰囲気に魅せられ
、暖かな時を家の中でも満喫したい、との思いで決断なさったのではありませんか?
その多くの方々はアウトドア志向でワイルドな感性を持ち、オーガニックに共感する
ような吾人であろうと推測するのであります。

であれば、

「多少の虫食い穴やカビはオマケの範囲だよ。」と
片目をヒク付かせながらも、笑って許してくれませんか!?。

もちろんこれからも試行錯誤、自然にやさしい対処法を続け
薪作りに励んでまいります。 

それと、決して暇でない会長の気遣い 「ほうき払いの儀式は」
何より一番のおもてなしと思われますので、これからも苦労してもらいます。 ^^/
会長の薪カビ苦言と苦労…  part2



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