クチバシの黒い方がメス
「
ガァー! 、( 腹減ったぞー!) 」
昨年までは池から遠く離れることはなかったが。
最近はチェーンソーの音にもすっかり慣れて仕事場にも出没し、
言いたい放題 鳴きわめいている。
「
ガァー! 、( 備蓄生食料様のお通りだー、道をあけろ!) 」
あー ! 早く会長は来ないかな、これじゃ危なくて仕事にならんな。^^;
「
ガァー ! ( いきものがかり、早くご飯にしなさいよ ! )
・・・
さいよ ? って、 もしかしてメスなのか ?
「
ガァー ! ( ニブイやつね、会長はとっくにお見通しよ ! )
うーん、メスもかなり性格悪そうだな。
或る日の会長談・・・。
「先日、何時ものようにエサをあげていたら、一匹だけフロート草むらから
なかなか出て来ない。腹でもこわしたのかと心配しておったら、なにやら
後ろ髪をひかれるようにエサ場へと来たんじゃが。その時どこからともなく
カラスが飛んできてフロート草むらに入ると、タマゴをくわえて飛び去ったんじゃ。」
「ほんに可哀想にな・・・。」
なんだか日本昔話風になってきたな。
ただエサの誘惑に負けただけでしょう。
「で、判明したんじゃがクチバシの黒い二匹がメスなんだよ。」
「ほんに可哀想な事をしたな。」
ハイハイ、それで機嫌が悪かったたんですね・・・。
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